かわら版担当のレース参戦記 第1戦岡山

 TeamJLOCは開幕前の3月7、8日に岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT合同テストに2台のガイヤルドRG-3と1台のムルシエラゴRG-1で参加しました。


かわら版担当のレース参戦記 第1戦岡山

 7日土曜日は天候に恵まれ、ドライバーは88号車に松田秀士選手、古谷直広選手、坂本祐也選手。87号車に井入宏之選手、和田久選手、66号車に山西康司選手、余郷敦選手、山野哲也選手がそれぞれ参加しました。オーディションも兼ねているのでドライバーはやや緊張した面持ちです。
 午前中は9時30分から、赤旗による中断をはさみ、11時38分まで行われ、88号車と66号車は1分34秒台、87号車はセッティングの違いからか1分35秒台のベストタイムで終わりました。
 午後の走行の前には、観客を乗せたバスがコースを周回するサーキットサファリや、セーフティカーによるレース中断のシミュレーションも行なわれ、パドックにいる観客も多く普段の合同テストとはひと味違う雰囲気です。
 午後は14時30分から2回の赤旗中断がありましたが、予定通り16時30分までの走行をこなしました。このセッションでは88号車が1分33秒台に入り、87号車も1分34秒台に入り、3台共に好調でした。


 8日日曜日、この日の走行も、1日目と同じく午前中に2時間と午後2時間の2回。午前中は9時から11時までのスケジールです。このセッションは66号車が、1分33秒440をマークして3台の中ではトップ、88号車が1分33秒967で続き、87号車も1分34秒078と僅差のタイムを記録しました。
 午後は14時10分から16時30分までというスケジュール、このセッションでは66号車にトラブルが発生しましたが、88号車が1分32秒942という好タイムでクラス5番手、また87号車も1分33秒台に入りテストを終了しました。TeamJLOCはこの合同テストで好感触を得て、正式に2台のガイヤルドRG-3と1台のムルシエラゴRG-1を登録しました。


 ところがその参加条件にティーム一同驚愕です。昨年からの世界的不況ということもあり、エントラントの経済的負担を少しでも減らす方法として、09年規制としてフラットボトム化すれば、昨年開幕戦の重量とリストリクターで走ることができると言う暗黙の申し合わせにも関わらず、ランボルギーニは3台とも昨年に比べ50kg増しのレギュレーションとなったのです。これは昨年とほとんど変わらない条件の国産車と大きな差が出てしまいます。なんと酷いルールなんでしょう。


条件を書くと以下の通りです。


88号車、87号車(カイヤルドRG-3)
昨年開幕時 リストリクター直径27.6mm×2、最低重量1,100kg
今年開幕時 リストリクター直径27.6mm×2、最低重量1,150kg
66号車(ムルシエラゴRG-1)
昨年開幕時 リストリクター直径27.2mm×2、最低重量1,200kg
今年開幕時 リストリクター直径27.2mm×2、最低重量1,255kg

 また、今年からレースは2デイ開催となり、金曜日の練習走行はありません。ティームは3月20日金曜日に岡山国際サーキットの12番ピットにランボルギーニ3台を持ち込みました。天候は晴れていますが日曜日に天候が悪化する予報が出ています。


 2デイ開催となり、土曜日のスケジュールはとても忙しくなりました。ドライバーは朝8時からのブリーフィングに出席します。午前中は9時からは90分の練習走行、その後15分のGT300占有の練習走行があります。また11時過ぎにはピットウォークと同時に公開車検があり、午後には予選が始まるという過密スケジュールに関係者は時間的余裕がありません。
 練習走行で88号車は1分33秒012で7番手、66号車は1分33秒820で11番手、87号車は1分33秒905で13番手とGT300の全21台中、中盤のベストタイムです。


 予選は30分の混走と10分の占有走行で、上位8台がスーパーラップに進出することになります。午後1時15分からの予選が始まるとJLOCの3台は、アタックドライバーではないパートナー、88号車坂本選手、87号車和田選手、66号車余郷選手がまず基準タイムをクリアして、その後アタックドライバーがタイムを出していきます。
 予選結果は、88号車松田選手が1分33秒611で9番手、87号車井入選手が、1分3秒894で10番手、66号車山西選手は1分34秒101で12番手というまずまずの順位でした。特にガイヤルド2台はあと一歩でスーパーラップ進出といういいタイムでした。
 明日の決勝については天候の悪化が心配されますが、ティームは晴れても雨でもどちらでもいけるよう準備をしっかりすることにしました。


 日曜日は未明に降った雨は上がったものの、路面は濡れてウェット宣言が提示され、各車、レインタイヤを装着してのウォームアップ走行となりました。開始時点での気温は15度、路面温度も15度でした。
 9時20分から始まったウォームアップ走行でも88号車は1分46秒167で5番手のタイムをたたき出します。87号車はベストが1分47秒662で12番手。66号車は1分47秒973で15番手という位置です。やはりウエット路面でも速い88号車と、ウエイトハンデが予想以上に効いている66号車では2秒近い差があるのです。10時から15分間のサーキットサファリもセッティングの確認などに使われて、3台とも決勝への用意は万全です。
 また、午後からの決勝での天候は非常に不安定で、雨も予想されたため、タイヤはスリック、浅溝レイン、深溝レインと用意されました。


 マシンたちがグリッドに並ぶ午後1時頃はとりあえずスリックでグリッドに着きましたが、開幕セレモニーやスタート進行などするうちにまた雨が降って来ました。決勝は午後2時にスタートするのですがその前にタイヤを選択しなければなりません。
 88号車は浅溝、87号車と66号車は深溝タイヤをチョイス、スタートドライバーは88号車が松田選手、87号車が井入選手、66号車が山西選手です。
 午後2時からフォーメーションラップが始まり、そのままスタートが切られました。雨がどんどんひどくなり、湿気のためウインドシールドが曇る3台のランボルギーニ。各車グリッドの順位を守っていましたが、88号車松田選手は8周目に深溝タイヤにチェンジするためにピットイン、大きく順位を落とします。10週目には66号車が右フロント部を破損してピットイン、フロントホイールのスピンドルが折れたようで修理に時間がかかることになりました。


 そんな中一人元気に戦っていた87号車井入選手もウインドシールドが余りにも曇って前が見えないため17周目にピットインし曇りを取ってすぐに復帰しますが、16番手まで順位を落としてしまいました。そして今度は23周目に88号車がリヤタイヤが外れてリタイヤとなってしまいました。
 レース後半、87号車は和田選手、66号車は余郷選手がドライブしチェッカーを目指していました。和田選手は12番手から11番手に上がったところでチェッカーを受けました。途中長い修理作業が入った66号車も18位で完走しました。晴れていればもっと素晴らしい展開になったに違いない今回の結果ですが、次回に期待が持てる結果ともいえるでしょう。


かわら版担当のレース参戦記 第1戦岡山


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