かわら版担当のレース参戦記 最終戦富士

かわら版担当のレース参戦記 最終戦富士

 第8戦のオートポリスを終えて、今シーズンのスーパーGTは最終戦の富士1戦となりました。オートポリスでは増やされたウエイトに苦しんだ66号車もハンデが1ランクだけ戻り、一応勝負できる性能を取り戻せたようです。
 また88、87号車もここのところ目覚ましくポテンシャルを上げました。特に88号車は、足回りのセッティングもかなり進んでおり、今回の最終戦に照準をバッチリ合わせています。また87号車も一発のタイムは出るようになってきており、あとはコンスタントなラップタイムの向上が課題のようです。


 こうして3台揃って入賞する意気込みで、チームは11月6日富士スピードウエイの36〜38番ピットに入りました。
 気になる週末の天候はあまり良くないらしく、このレースウイークを通して曇、時々小雨という予報がでています。富士スピードウエイは高地ということもあって気温も低く、朝夕はさらに気温が下がるので、タイヤのコンパウンドのチョイスも難しいようです。
 チームのピット裏には、5月の大会と同じくスポンサーであるAKTIO様提供のプレハブハウスが建ちました。ここはドライバーの控え室となります。
 チームにとって期待のかかる最終戦富士は、いよいよ開幕します。


 金曜日は練習走行を重ねてセットアップを進めます。この日は小雨が降っていましたが、午前9時15分からの1回目のセッション前には上がっていました。しかし路面はウエットで気温も低いコンディション。それでも88号車、87号車、66号車共に順調に走行をしました。
 路面は次第に乾いていき、ラップタイムもどんどん早くなりましたが、66号車は原因不明のエンジン不調であまり良いタイムが出ません。ここで活躍したのは88号車で、松田選手のドライブで1分44秒999を記録、これはこのセッションのGT300トップタイムでした。
 これに対し、87号車はベストラップ1分46秒453と約1秒半下回りました。そして、66号車のエンジンの不調の原因はつかめませんでした。
 練習走行2回目は14時から予定されていましたが予定より10分遅れて始まりました。天候は晴れてさわやかな20度という気温です。この2回目のセッションでも88号車がベストラップ1分43秒813を出し、GT300トップタイムになり、午前午後ともに速さをアピールするカタチとなりました。
 87号車も午前中を上回る1分46秒002、66号車は1分45秒245を記録し12番手のタイムでした。明日の予選は3台ともスーパーラップ狙いです。


かわら版担当のレース参戦記 最終戦富士

 土曜日の朝は、弱い雨で明けました。気温は11度、路面温度も13度とかなり低いです。予選1回目は10時10分からで完全なウェット状態。最初の20分がGT300占有、次の20分がGT500占有、最後の20分が両クラス混走といういつものスタイルで行われます。
 初めの20分が各チームタイムアタックです。66号車は山西選手、87号車は和田選手、そして注目の88号車は松田選手がスタートします。3選手共に時間いっぱいアタックを続けましたが、順位は10番手そこそこで、勝負は路面状態が良くなる混走時間帯に賭けられました。GT500の占有走行の後、88号車は古谷選手、87号車は栗原選手、66号車は余郷選手が基準タイムをクリアすると、残り時間いっぱいを再びエースドライバーがアタックしました。ところが88号車松田選手は、1分58秒997で20番手、87号車和田選手は1分58秒436で19番手とGT300クラスでの中位、66号車山西選手は1分56秒405でスーパーラップまで後一歩の11位にとどまりました。
 異常な低温でレインタイヤがまったく暖まらず、最後までグリップが出なかったのですが、ドライでいいタイムが出ていただけに、ちょっと残念な結果でした。
 午後からも予選はありますが、順位が決まったので、ここでは決勝に向けてのセットアップをしてこの日のメニューは終了しました。明日の決勝がドライであれば、まだ、勝てるチャンスはあります。


 決勝日、雨は上がりましたが、路面は完全に乾いていないため、ウェット宣言が出される中で、午前8時35分からウォームアップ走行が始まりました。気温は8度、路面温度は9度と寒いですが、レインタイヤで数周するとライン上が乾き始めたので、スリックタイヤに交換して再び出て行きます。  ここで88号車は松田選手が再びその速さを見せて1分44秒384で堂々の3番手、66号車山西選手は1分45秒519で14番手に、87号車和田選手も1分45秒821で18番手となりました。今回は3台共に大きなトラブルもなく、決勝に期待できます。
 天候は曇りと小雨が繰り返すはっきりしない天気で、午後2時からの決勝も、ドライタイヤを履かせてグリットにつかせたものの、レインタイヤを用意し、スタート5分前までなら交換可能なのでグリッドでのセレモニー中も待機のままでした。
 ギリギリの時間となり小雨がぱらついたのを見て、多くのチームはレインに履き替えましたが、TeamJLOCのランボルギーニ3台はスリックに賭けました。


 いよいよスタートの時間となりました。66号車は11番手、87、88号車はそれぞれ、19、20番手からのスタートです。路面はまだそれほど濡れていません。
 フォーメーションラップが始まり2周の後、スタートが切られました。1周目に46号車がスピンし、66号車が巻き込まれ大きく順位を落としました。損傷があり、ピットインして左サイドを応急修理して出て行きます。
 一方88号車は87号車と共に順位をドンドン上げていきます。8周目には88号車10番手、87号車は15番手、そして15周目には88号車7番手、87号車14番手となりました。
 88号車は16周目についに5番手になり、ピット内は熱気に包まれました。この頃から再度雨が降り始めました。66周で競われるこのレース、GT300はだいたい60周でゴールとなりますが、ドライバー交代は30周目前後になるわけです。88号車はタイヤの一部が摩耗したらしく24周目で古谷選手にチェンジしてスリックタイヤでピットアウトしました。


かわら版担当のレース参戦記 最終戦富士

 このころ雨が激しくなり、各車予定外のレインタイヤへのチェンジへ。87号車は栗原選手交代しレインタイヤにしてピットアウトしましたが、88号車もたまらず再度ピットインしてレインタイヤに履き替えたため順位を落としてしまいました。そして36周目クラッチトラブルでピットインした87号車はリタイヤとなってしまいました。
 40周目、88号車は2回のピットインが祟って16番手、66号車は23番手をひたすら走っていました。そのまま淡々と走りますが、それでも66号車は1台また1台とオーバーテイクしていきます。88号車は数周後15番手、そして最終ラップで14位に上がって、チェッカーを受けました。66号車も19位でチェッカー。今年のレースがこれで終わりました。

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