かわら版担当のレース参戦記 第4戦マレーシア

かわら版担当のレース参戦記 第4戦マレーシア

 TeamJLOCは第3戦富士の後、直ちにマレーシア戦の準備を急ぎました。GTカーはコンテナによる船便でマレーシアまで運ぶため、その積み込みまでのわずかな期間が整備の勝負なのです。
 そしてメカニックや選手たちはレースウイークの6月18日水曜日に、マレーシアはセパンサーキットに乗り込みました。今回も台数の関係から2ピット分のスペースを3台でシェアするスタイルで、TeamJLOCの場合はちょうど24、25番の2ピットを使い3台のランボルギーニが並ぶことになりました。
 予報によるとこのレースウイークは天候はまあまあ良好ですが、決勝日は雨の確率もあり、夕方は晴天でもスコールがあることも考慮しなければなりません。


 翌19日木曜日は朝からピットの設営作業があり、この日の午後には例年通りレンタカーでコースの下見もできます。今回の目標は66号車ムルシェRG-1が表彰台、88、87号車のガイヤルドRG-3は、シングルフィニッシュです。
66号車は前大会では不当な性能調整のためリストリクターが26.7mm×2で大変な苦戦をしましたが、今回は25kgのウエイトを積めば、第2戦までの27.2mm×2のリストリクターを使えることになり、エンジンパワーは元に戻りました。
今回は3台ともに熱対策として、ルーフにエア取り入れ口を設けるべく申請をし、許可されたので、ドライバーに対する熱対策も万全です。


 練習走行日の20日金曜日。天候は晴天です。気温31度、路面温度40度で練習走行1回目は11時30分から開始されました。


 ところがGT300のトップが2分9秒台を出しているのに対し、ランボルギーニ3台はいづれも2分13秒台というタイムです。ムルシェはエンジンのラッピング(エンジン慣らし)をやっているのでしかたがありませんが、ガイヤルド2台はちょっと不本意なタイムです。
 練習走行2回目は16時15分からで気温は32度、路面温度は44度という状態で始まりました。ここではムルシェが本領を発揮し2分9秒744で8番手のタイムを出しました。また、88号車も2分10秒843で18番手につきましたが、87号車のみは2分12秒台に入った所で練習走行を終わりました。


 土曜日の朝になりました。ドライバーズブリーフィングは午前9時30分からですが、ドライバーたちはクアラルンプール市内のホテルからなので午前8時には出発しなくてはなりません。そして車検は午前8時30分から始まっています。
 この日も天候はよく、予選1回目は午前11時から開始されました。気温は30度、路面温度は37度です。予選はいつものようにはじめの20分がGT300クラス占有、次の20分がGT500クラス占有、そして最後の20分間が両クラス混走です。


 TeamJLOCも3台がそれぞれスタートしていきましたが、何と87号車が帰ってきません。ドライバーの和田選手とも連絡が取れず、ピットの中は騒然となりました。結局、最終コーナー付近でストップしており、ほどなく和田選手が歩いてピットに帰って来ました。和田選手によると、いきなり電源が落ち、無線連絡もできない事態になったのだそうです。予選中なので車両回収も出来ず、87号車は午後から予選通過を果たさなければなりません。
一方66号車は混走時間帯に山西選手が再度アタックするものの15番手に留まり、88号車も20番手と、今ひとつの予選結果でした。
 ピットウォークはレースクイーンとランボルギーニの魅力で大盛況でしたが、予想外の予選結果であっただけに、ドライバーやメカニックはミーティングをしました。帰ってきた87号車はやはりカットオフスイッチが誤作動したようです。


かわら版担当のレース参戦記 第4戦マレーシア

 2回目の予選は各クラス15分しかなく、87号車の和田選手と栗原選手はこの15分間でふたりとも予選基準タイムをクリアするという、過酷な課題がありましたが、両選手とも計測1ラップで楽々予選をクリアしました。
 明日の決勝は、66号車15番手、88号車20番手、87号車22番手でスタートすることになりました。


 日曜日の朝は、恒例のウォームアップ走行があります。決勝に向けての最後のセットアップができるチャンスなのでどのチームも本気モードです。ウォームアップ走行は午前10時45分から30分間、TeamJLOCの3台のランボルギーニもセットアップに集中します。気温は28度、路面温度は37度で天候はよかったです。
 ウォームアップ走行が終わると20分のサーキットサファリがありますが、ここでも安全な範囲内でセットアップが進められました。
 昨日同様ピットウォークは、レースクイーンとランボルギーニの魅力で大盛況でした。今回、87号車については、TeamJLOCレースクイーンが不参加のため、現地の女性にグリッドガールをお願いしました。


かわら版担当のレース参戦記 第4戦マレーシア

 今回スタートドライバーは66号車は山西選手、87号車は栗原選手、88号車は、松田選手が担当します。54周で争われるこのレース、GT300クラスは50周でチェッカーが予想されます。選手交代は87号車、88号車、66号車の順番で25周前後を予定しているとのことです。


かわら版担当のレース参戦記 第4戦マレーシア

 決勝スタートは午後4時。グリッドでは日本の国歌斉唱に続きマレーシアの国歌が流れました。いよいよ決勝のスタートです。
 スタート直後300クラスで混乱がありましたが、TeamJLOCのランボルギーニ3台は無事にスタートできました。1周目はスタートと同じ66号車15番手、88号車20番手、87号車順位でしたが、2周目には早くも66号車は10番手、88号車19番手、87号車も20番手にそれぞれ順位を上げました。
 それからは66号車山西選手は無理をせず確実に1台づつオーバーテイクして、ポジションアップしていきます。3周目に9番手、5周目に8番手、7周目に7番手に、そして20周目に6番手、23周目に5番手というように、まさに脅威の追上げをしていったのでした。


 一方88号車は一時18番手になったものの、19〜20番手で苦戦していました。24周目には87号車がピットイン、栗原選手から和田選手に交代してピットアウト。
 88号車も25周目にピットインし、松田選手から古谷選手に交代してピットアウトしていきます。そして他車のピットインで見かけ上3位になっていた66号車もピットインし、山西選手から余郷選手に交代してピットアウトしていきました。


 全車ピットインした29周の順位は66号車10番手、88号車19番手、87号車21番手でしたが、ここからも66号車余郷選手の追上げが始まりました。
 31周目に9番手、43周目に8番手、46周目には7番手となり、その順位のままでフィニッシュしたのです。88号車は18位、87号車も20位でチェッカーを受け、3車共に完走を果たしました。
 こうしてセパンのレースは無事終了しました。


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