かわら板担当のレース参戦記(菅生テスト)

 第2戦、決勝日の朝の悪夢を忘れ去って、ムルシーくんは、スポーツランド菅生にやってきました。今回は24日、25日のタイヤメーカー主催の合同テストに参加ということで、給油担当はお休みなので、私、かわら板担当が書きます。今回移動は、23日月曜日。山西選手が実家の大阪から来るので東京・浅草からひとりで走って3時間。無事村田インターを降りてスポーツランド菅生に着きました。今回は最終コーナー寄りの一番端の45番ピットです。
 この日は仙台市内の焼肉店で遅く来るWADA-Q選手を待ちながら(といってもどんどん食っちゃってるんですけどね。もちろんアルコールも)の夕食です。そしてホテルに帰ると必ずシングルルームの私の部屋にオーナー夫妻や選手達が集まりスナック『○あ○し』が開店となります。今回はテストだからこれだけですけど、レースのときはスポンサーからレースクイーンから、ひどい時は15人も入ったことがあります。みんなそれぞれが酒とつまみを持ち寄ります。これで午前1時頃までバカッ話を続けるんですから、大変です。私の部屋の掃除担当の方には、毎回大変申し訳ないと思っている次第です。


 24日9時に山西康司選手、WADA-Q選手、そして古谷直広選手の3人と共にホテルを出発しました。11時からいよいよGTの走行開始、天気予報は今日は曇りのち晴れ、今回のテストスケジュールは来る菅生大会へのセットアップです。
 コースが改修され路面がとても滑らかになりました。SPコーナーのうねりもなくなり、ドライバーにとっては少し易しくなったのかもしれません。V12サウンドは菅生でも健在。前日の雨の影響で路面の状態はあまり良くありませんでしたが山西選手が22秒フラット、WADA-Q、古谷両選手も22秒代をキープして本日のメニュー終了。
 この日の夜はホテルの人に紹介してもらった海鮮居酒屋にいきました。刺身が非常にうまくビールに続いて日本酒にバトンタッチして呑み続けます。うちのチームの場合、山西選手は絶対飲みませんが、ベテラン両選手は自発的に召し上がります。明日も走るんだからやめとけって。今夜もスナック『○あ○し』にでは真剣な世間話が語られたのでした。

 明けて25日、この日も選手3人でムルシーくんを走らせます。今日の予定は20秒代に入ること。エンジニアもメカニックももちろんドライバーも頑張っていたのですが、私ずっとレーシングスーツの刺繍調整をしていたため詳細は知りません。でも山西選手が1分20秒7に入ったのをテントの中でモニターしていました。トップ差が4、5秒あるけどFiA-GT仕様のムルシーくんにしては上出来です。

 山西選手と二人、一足先に浅草に向かいました。メカさんたちは名古屋方面に帰るのですが、東京経由で帰るように電話しておきました。山西選手と私は、たまにはメカさんたちにと考えて、浅草に帰ってすぐ『○柳』の鰻弁当を人数分ご飯大盛りで注文、焼き鳥とあわせて向島インター出口で待機。到着したメカさんたちに渡しました。みなさん喜んでくれたようでよかったです。
 マレーシア大会はエスケープしますが、そのかわり某海外レースにいってきます。また私がレポート書きますのでご期待ください。

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