Jota
Jota
 1970年、ランボルギーニのテストドライバー、ボブ・ウォレスが作ったミウラのレーシングバージョンがミウラ・コンペティシオーネ、後にイオタと呼ばれた、ただ1台のプロトタイプです。車両重量は900kg、出力は440psというこのイオタは2万kmという走行テストを受け、ファクトリーの片隅に眠っていましたが、1972年にレストアされ、5084というシャシーナンバーを打たれて、ある人物に納車されます。しかし、惜しくも翌年サーキット走行中にクラッシュし現存しません。
 このイオタを欲しがったマニアのために、多くのレプリカが作られました。ランボルギーニ社内でイオタ仕様として生産されたものから自分で改造したものまでありますが、有名なものはイオタのスペアエンジンを搭載した4860、ハイチのプリンスが持っていた4990、大きくはり出したリヤフェンダーとルーフウイングを持ちSVRといわれる3781などがあり、これらはすべてランボルギーニ社内で改造されたものです。この内4990と3871は日本に現存します。

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